私の大好きな睡龍
「ダメに決まってんだろ。危ねぇ場所なんだぞ。女のお前が行ったら余計に危ねぇんだよ。」







「それはわかってる。でも私も行きたい。」








これだけは絶対に譲れない。







「ダメだ。」







陸の顔は今まで以上に真剣だった。





「でも…」







「うっせぇ。お前は黙ってそこで俺らが帰ってくんの見とけ。」






拓海は私の右手をとって手錠でベッドの柵につなげた。
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