私の大好きな睡龍
「累……別れよう。」





繋いでいた手を離した。





「は?なんでだよ…」





「ごめん。私やっぱり怖いよ……累は優しいってことは知ってる。でもこの前たまたま夜コンビニに行った時累をみかけて今までに見たことがないくらい怖い顔で累は喧嘩してた……」







その時の恐怖は今でも覚えている。






あの優しい累からは想像が出来ないほど憎しみがあふれていた。








「俺は……お前が好きだ。別れたくねぇ。」



「ごめん……」
< 77 / 280 >

この作品をシェア

pagetop