dailicious stories
「俺、ほんとはあんま甘いもん好きじゃないんだよね」

「……」


淳…わかったから……
それ以上言わないでも、淳の気持ちわかってるから……


お願い
泣きたくないんだ



それ以上言わな……





「だから俺一口もらえればいい」




あたしの頭の中に響いたその声に

顔上げたら




淳からキス


長い長いキス







あたしの口の中のアイスが、今更ながら甘く感じられた。


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