dailicious stories
「俺は『くろすけ先生』て呼ばれるのいやです」

「くろすけー彼女いんの?」

「くろすけね。今ねフリー。でも俺に惚れたらだめね?火傷するからね?」


…やばいよ先生。まぢでクラスの男子と、同化してるよ…

がちで、まんま高校生すぎるよぉ




「未歩やったね!!!」

「…そぉお?」


隣の席の真弓は、喜んでるけど…

クラスの子たちも喜んでるけど…



白い歯見せて笑うくろすけが、あたしにはどうしても、しっくり受け入れられなかった
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「未歩帰ろ。てかブックオフ行こ!」

「あーあたし今日塾なんだ」

「えぇ?ぢゃ学校残んのぉ?」

「うん直接行っちゃいたいから。適当に時間つぶす」

「んじゃ、明日ねん」

「うん」




…と言ったものの、することがなくて、かなり暇な状態



(あっそいえば、古典の宿題出してないや)


片手にプリント持って、職員室に向かう途中


(あれ。ドア開いてる)


廊下突き当たりのドア。
いつもは鍵がかかってて、錆び付いてるそのドアが、薄く開いていた


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