dailicious stories
あたしは、非常口のドアを、そっと気づかれないように閉めて…



さっさと塾に向かった


冷静になった頭で考えてみれば、ほんとおかしな話


何あたし動揺してんの?

別に普通にみんなみたいに、話しかければ良かったじゃん


そうだよ、みんなみたいに軽いノリで…

みんなみたいに…




何でにげたのかな。



ただなんとなく──



─20歳という境目が

うっとうしく感じた




それだけなのかもしれない

< 42 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop