dailicious stories
雅人はいつの間にか逆立ちしてた

「? プレゼントが見当たらないよー雅人くん」


別にいまさら期待なんかしないけどね


「逆さまになって見てみ」

鉄棒に座ってたからちょうどいい。わけがわからないまま、向きを変えてくるっとこうもり状態になると


「……」

「地球やるよ」




「……。」

「世界で一番でっかいだろ?」 

上下逆転の世界から見ると、雅人はバンザイの形で地球を持ってる

そんな風に見えなくもなくて。




ばかじゃないですか。

「何それさぶすぎー!!!」

とりあえずそういって。

ちょっとだけ、赤くなってしまった顔を隠した

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