だいすきだよ 短編集☆
なんだか 今日はどうしても
学校という場所に行く気になれなくて
普段降りる駅を通り越して、
少し遠めの駅で降りた。
やっぱり、制服は目立つかな…。
お金は持ってる。
洋服をどこかで買って着替えようか、それともこのまま…
いや、それじゃ補導されちゃうかも…。
サボり下手な私は悶々と考え込んでしまう。
「御嬢さん、お困りですか?」
そう言って私に声をかけてきた男性。
思えば、これが私とあなたの出会いだったっけ。