キスして★Honey×Honey!!



この人もお手伝いさんか
なにかかな?


にこっと微笑む男の人につられ
少し緊張がほぐれた。



「はいどうぞ。」



温かなコーヒーカップを手渡され
あたしはそれを両手で受け取る。



「あ、すみません、ありがとうございます。」


ズズズっとひとくちコーヒーをくちにして

あたしは男の人に話かけた。



「すごい大きなお家ですよね。」


「うん?」


「掃除とか大変じゃないんでしょうか。」


「はははっ、やっぱりそう思うかい?数日放っておくとすぐあちこちにホコリがたまってね、大変なんだよ。」


「それにしてもこんなに広いお家にいると、時々寂しくなったりしちゃいそうですね。おじさんは住み込みですか?」



男の人が優しく話し相手になってくれ
剣が戻るまでの間

口髭の男の人と会話が弾んだ。



「確かにね。無意味に広くてさすがに一人では寂しくなることもあるよ。」



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