【短】これが最後の恋でありますように
「紘斗くん…ちょっといい?」
二人でいるとたまに、こうやって紘斗は女の子に呼び出される。
「ん?何?」
作った笑顔で答える紘斗。
呼び出しの意味も分かってるはずなのに、いつも気付かないフリをする。
「……じゃあ、あたし教室戻ってる」
パタパタと屋上から出て、扉を閉める。
はぁー…。
何であたしが気を遣ってるのか…。
ダメだって分かってるけど、扉越しに二人の会話を聞く。
「あのっ…あたし、紘斗くんのことが好きです!!付き合ってください」
必死に想いを伝える女の子。
「ごめん。俺、今誰とも付き合う気ないから」
紘斗と言えば、いつだって同じ答え。
モテるのに彼女はいらないんだって。
……どうして?
二人でいるとたまに、こうやって紘斗は女の子に呼び出される。
「ん?何?」
作った笑顔で答える紘斗。
呼び出しの意味も分かってるはずなのに、いつも気付かないフリをする。
「……じゃあ、あたし教室戻ってる」
パタパタと屋上から出て、扉を閉める。
はぁー…。
何であたしが気を遣ってるのか…。
ダメだって分かってるけど、扉越しに二人の会話を聞く。
「あのっ…あたし、紘斗くんのことが好きです!!付き合ってください」
必死に想いを伝える女の子。
「ごめん。俺、今誰とも付き合う気ないから」
紘斗と言えば、いつだって同じ答え。
モテるのに彼女はいらないんだって。
……どうして?