【短】これが最後の恋でありますように
「……何?この微妙な距離感」
じっと文句ありそうな目をして、あたしを見る紘斗。
「え!?新庄の言う通り座ったじゃん」
ドキマギしながらも、平静を装って答えた。
「間に人が二人は座れるよな?」
……細い人ならね。
「俺が言いたいこと…分かるだろ?」
それは一体どんな信頼感なのか…。
確かに分かるけど…無理だ、これ以上は絶対無理。
「はぁー…しゃーねーな」
諦めてくれたかと思った次の瞬間、ふわりと小さな風が吹いた。
甘い香りと一緒に…。
「せめてこれぐらいで話そうぜ?」
「……っ」
距離を縮めて座り直した紘斗に、言葉が出なくて俯いてしまう。
ち、近い…!!
じっと文句ありそうな目をして、あたしを見る紘斗。
「え!?新庄の言う通り座ったじゃん」
ドキマギしながらも、平静を装って答えた。
「間に人が二人は座れるよな?」
……細い人ならね。
「俺が言いたいこと…分かるだろ?」
それは一体どんな信頼感なのか…。
確かに分かるけど…無理だ、これ以上は絶対無理。
「はぁー…しゃーねーな」
諦めてくれたかと思った次の瞬間、ふわりと小さな風が吹いた。
甘い香りと一緒に…。
「せめてこれぐらいで話そうぜ?」
「……っ」
距離を縮めて座り直した紘斗に、言葉が出なくて俯いてしまう。
ち、近い…!!