【短】これが最後の恋でありますように
5.聖なる夜に
「いらっしゃいませー!!二名様ですね?」
夕方に駅で待ち合わせをして、話をしながらゆっくり歩いてここまできた。
「でもクリスマスを無事に迎えられて、本当によかった!!」
座るなり、笑顔ではしゃぐ紘斗。
教えた側としても、すごくホッとした。
「お礼に今日はおごるから。このコースでいい?」
メニューを指差し、テキパキ注文もしてくれた。
高校生のあたしたちは場違いじゃないかと思うほど、大人な雰囲気のお店。
クリスマスのディナーを満喫してるカップルが、他にたくさんいる。
「緊張してんの?」
落ち着きのないあたしを見て、軽く微笑む紘斗。
「……紘斗はいつも通り?」
こんなこと聞いたら、バカにしたように笑われると思った。
でも……
「全然。ドキドキしてる」
夕方に駅で待ち合わせをして、話をしながらゆっくり歩いてここまできた。
「でもクリスマスを無事に迎えられて、本当によかった!!」
座るなり、笑顔ではしゃぐ紘斗。
教えた側としても、すごくホッとした。
「お礼に今日はおごるから。このコースでいい?」
メニューを指差し、テキパキ注文もしてくれた。
高校生のあたしたちは場違いじゃないかと思うほど、大人な雰囲気のお店。
クリスマスのディナーを満喫してるカップルが、他にたくさんいる。
「緊張してんの?」
落ち着きのないあたしを見て、軽く微笑む紘斗。
「……紘斗はいつも通り?」
こんなこと聞いたら、バカにしたように笑われると思った。
でも……
「全然。ドキドキしてる」