君を知ったその日から
act.2
相変わらず、あの2人といることが多い。というよりは、何故か懐かれている。
―――何でだろ…
絵里は、顔をしかめて思う。
前までは休み時間の時だけだったのが、つい先日から昼休みにまで発展してしまった。
つまり、ご飯も一緒に食べる仲になっていたのだ。
その時、「片山さん食べるの遅!!」と健二に言われ、思わず眉間に皺が寄ってしまった。
でも、なんとか殴ってやりたい衝動を抑え込んで。
ちなみに、隣では愛子がオロオロしながら絵里と健二を見比べていたりする。