アイ・マイ上司とlove★battle
何だか輝の手の内で上手ーく転がされているのは、やっぱり癪に感じるし。
だから勝ち目のナイ戦いを挑んでいるのに、今日も勝てる節は見当たらない…。
曖昧でいて、妖しく笑みを浮かべる輝を、一度は打ち負かしたいのにな…――
「ふっ…、も、ぅっ…」
「へぇ――」
笑顔を浮かべたままバーから連れ出された先は、もちろん輝のマンション。
そんな私たちが居る場所はもちろん、辺りに服が散乱しているベッドの上だ…。
「やっ…、んっ――」
「いや?これで?」
すっかり身に纏う物がゼロの中で、力なくもキュッとシーツを握りしめた。
中から生まれて来る身体の熱とは裏腹に、フルフルと頭を振っているのに。
「あぁ…っ――!」
彼から休む間もなく与えられる快楽に絆された私は、ソレを受け入れてしまう。
「鈴、どうする?」
だけど…、うっすら汗を掻いてこちらを見つめる輝の眼差しを目の当たりにすると。
「や…めっ、…ないで…」
「素直が一番…――」
何度となく素直に彼を求める、ただのオンナになってしまうの…――