素敵な片思い
「相原、カレシいねーんだろ?だったらい~じゃん。男の部屋に上がろうが、誰にも何もやましい事ねぇし」


「杉浦くんのカノジョに申し訳ないよ。見られたら…誤解されるよ?」


「大丈夫。平日は絶対うちに来ねーから」


いやいや…そういう問題じゃなくて。





「だったら何?オレが相原んトコ行けばいー?」


それも違う…。しかもうち実家だし。


「カノジョいる子にそんなのできないよ…」


「オレら同期じゃん。な~、頼むよ。このままだと、オレ倒れるかも」


ちょっと、ちょっとぉ?


そんな子犬みたいな目で見ないでよぉ。


コイツ…


思ったより


意外とやるかも。






困った人につい世話をやいてしまう私の性格、知ってたのかな。


ヤバい…


行ってしまいそう。



< 122 / 484 >

この作品をシェア

pagetop