素敵な片思い
杉浦くんのマンションは、築浅でキレイだった。三階建てだからもちろんエレベーターはなく、三階の部屋までは階段で上がる。


「汚いけど、見れねーほどじゃねぇと思うから」


「おじゃましま~す。あ、変な事したら、叩き出すからね?」


「何でオレが自分んち叩き出されんだよ~。大丈夫だって、オレたち同期じゃん」


同期って言葉を出されると、変な安心感がでるから不思議。


とりあえず、彼に続き部屋の中に入った。


「わ!意外と片付いてるね」


「そーか?ほとんど部屋にいねーからな。だから、なかなか散らからねぇのかも」


「洗濯物は?」


「ほとんどクリーニングだな~。靴下とかは週末洗うし」


「えっ?パジャマは」


「そんなオレの私生活にキョーミある?なんだったら毎日来て見てけば」


杉浦くんはちょっと呆れぎみに苦笑いしてる。


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