素敵な片思い
「んなアホな、やな」


え。アホな話じゃありませんけど…。


呆気に取られてると、小玉さんは内ポケットから名刺入れを取り出した。


「ま~冗談はこんぐらいにして。

杉浦のコトで困ったら。ここに連絡くれたらえ~から。あいつ何考えとんかわからんやろ?

色々手ぇつけよるし、カノジョに相手されん言ぅとる割には、あんま努力してへんからな」


うわ。小玉さんの携帯番号とアドレスだ。


「携帯、会社もプライベートもおんなしやから。

ちなみに会社のアドレスは、オレしか見ぃひんから、送って来てえ~で」


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