素敵な片思い
「ハズレやん。いや…もしくはアタリかぁ?」


小玉さんは、フフって笑っている。


「ハズレ…ですね」


「せやな。…相原さんからしたら、アタリやろ?こっちの手ぇは」


えぇっ!


うわぁ…やっぱり私の気持ち、バレてるぅ?


「小玉さん、何言って…」


「ハズレたら何や。言うてみぃ」


小玉さんは、軽く笑って挑発的にそう言うと、


私の顔を見て、反応を伺っていた。


心臓がバクバクしてる。





小玉さん…


わざと、右手を開いたの?そんなワケは…ないよね。






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