素敵な片思い
「そんななー。世の中可愛い子いっぱいおんのに、浮気の一つ2つ皆しとるで」


「そうなんですか?カノジョに罪悪感とか…ないですか」


「まぁ浮気言うても、オレの場合は心ん中だけで、実行には移せへんけどなぁ」


「えっ、心の中ぁ?」


「そ。オレ、いつも身近なトコにえぇな~思う子絶対一人は、いてるわ。

そんなぐらいないと仕事も張り合いないっちゅーねん」


「嘘っ!そーなんですか?」


てコトは。


…小玉さんを思う私にも、チャンスあり?


その対象になる可能性は、頑張れば十分にあるのかも。…なんて、邪な思いが私の中に芽生える。


< 230 / 484 >

この作品をシェア

pagetop