素敵な片思い
「ほな、寝ますわ。杉浦、急ブレーキ踏んだあかんで」
いつの間にかありさちゃんとのバトルを終了していた杉浦くんの後ろ頭を、小玉さんがポコンと叩く。
「痛ぇっ。危ないっつーの、ハンドルきり損ねるっ」
「おまえ、そんな運転ヘタちゃうやろ。不安なヤツの横におって、オレも助手席で寝る勇気ないわっ」
うわー、そうなんだ。じゃぁ・・・信用してるってコトだよねー。
小玉さんって杉浦くんのコト、すごくかってそうだし。杉浦くんもそんなコト言われると嬉しいよね。
チラリとバックミラーを見ると、なぜか杉浦くんも私を見ていた。
・・・うわ、まただ。
見てんなよなーとか
そういうツッコミ、全くナシ。
小玉さんは寝てしまったみたい。
ありさちゃんも、ウトウトしかけている。
沈黙の車内で、
杉浦くんは、笑顔になるコトも私に話しかけるコトもなく
そのまま車を走らせた。
いつの間にかありさちゃんとのバトルを終了していた杉浦くんの後ろ頭を、小玉さんがポコンと叩く。
「痛ぇっ。危ないっつーの、ハンドルきり損ねるっ」
「おまえ、そんな運転ヘタちゃうやろ。不安なヤツの横におって、オレも助手席で寝る勇気ないわっ」
うわー、そうなんだ。じゃぁ・・・信用してるってコトだよねー。
小玉さんって杉浦くんのコト、すごくかってそうだし。杉浦くんもそんなコト言われると嬉しいよね。
チラリとバックミラーを見ると、なぜか杉浦くんも私を見ていた。
・・・うわ、まただ。
見てんなよなーとか
そういうツッコミ、全くナシ。
小玉さんは寝てしまったみたい。
ありさちゃんも、ウトウトしかけている。
沈黙の車内で、
杉浦くんは、笑顔になるコトも私に話しかけるコトもなく
そのまま車を走らせた。