素敵な片思い
「買い出し!?」


「うん、杉浦からご指名!夜飲むお酒とかおつまみとかね。小玉さんの為に用意しとかないと」


「買い出しって、駅前?私も行くよ」


立ち上がると、ありさちゃんに無理やり床に座らされる。


「い~の!一年生組は常にパシリだから。海は小玉さんの相手でもしといて」


えーっ、嘘っ。そんな急に言われても。


「それに、杉浦に確認しときたいコトもあるし?んじゃ、行って来まぁす!」


確認しときたいコト?


聞き返そうと思ったけど、間に合わず。


ありさちゃんは、さっさと部屋を出て行ってしまった。





ありさちゃんの意味ありげな笑顔が、ちょっと気になる。


やっぱり杉浦くんと私のコト、勘違いしてるよねぇ。


ここにも、勘違いがまた一人?


勘違いだらけで、困っちゃうよ。







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