素敵な片思い
「でね、いい大人二人が…宿の人に怒られちゃった。

あまりにもズボンがグシュグシュだったし。小玉さんが着替えてる瞬間に、ありさちゃんが入って来ただけだよ」


「えっ、そ~なの?あ…そぉ」


「そーだよ。そんな…するワケないって。小玉さん言ってたよ、やるなら場所変えるって」


それにみんな大ウケ。


「なんかリアルなんですけど~。ホントに連れ出しそ~だから怖いっ!あ、でも小玉さんならいいかな。私っ」


ありさちゃんから、爆弾発言が飛び出した。


「あ~、私もっ。なぁんだ、ホントに相原さんのカレシじゃなかったんですねー。残念~っ」


さゆりちゃんも、ありさちゃんと顔を見合わせため息をついている。


まったく…。みんな適当なんだからぁ。


「バ~カありさっ!だから違うつったじゃん。小玉さんこんな趣味悪くねぇよ」


ムカ


言ってくれるな、杉浦くん。






「小玉さんのカノジョって性格いーし、仕事できるし、スパッと竹を割ったような性格!好きなもんは好き、嫌いなもんは嫌い。

相原とは…正反対だな」


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