素敵な片思い
「杉浦くん、よく動くよねっ!三四郎も動け~っ」


片付けをしてる杉浦くんを見て、さゆりちゃんがケラケラ笑ってる。


さゆりちゃんもありさちゃんも、飲むと笑い上戸になるんだね。


カワイイな~。


私、飲むと湿っぽくなるか…フワフワしてるだけかなぁ。


三四郎くんが私にビールをつぎに来てくれる。


「相原さん!これからよろしく頼んます。さゆりと仲良くして下さいね」


「え~、こっちこそだよ」


「いやいや。さゆり、相原さんが店辞めてから、ほんとすげー落ち込みようで。まさか…杉浦と同じ会社に入ってるとは…。いやぁびっくり」


三四郎くんはさゆりちゃんを見ながら、頭をかいてる。


当のさゆりちゃんは、ありさちゃんにしなだれかかり、二人でケラケラ笑ってる。


「さゆりちゃん、飲むと笑い上戸なんだね。カワイイ」


「え?あいつシラフですよ」


…え?


さゆりちゃん、頬ほんのりピンクなんだけど。


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