素敵な片思い
「小玉さんって…」


「…何なん?」


「誰にでも、可愛いとか言っちゃうんですかぁ?その…。勘違いされますよ?」


私じゃありませんとばかりに、客観的に見てるかのように話してみる。


そう言うと、小玉さん。


「誰にでも言うわけないやん。うちの事務の女の子にはそんなん言うてへんで~?」


あ。あの小玉さんの部署の先輩?電話を叩きつける…怖ろしいケド、笑うとチャーミングな。


「えぇっ。あの人こそ可愛い気が…」


「いやいや。相原さんには負けまっせ」


ホラまたぁ。


そんな事言われると、杉浦くんが言うみたく…本当に勘違いしちゃうよ。



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