素敵な片思い
「あのぉ…」


「どないしたん?」


「小玉さん…元気でたみたいで良かったです。さっき、何か辛そうに見えたって言うか」


「さっき?あぁー…。部長から電話かかってきてやなぁ。明日接待付き合えやと。明日用事あってんけど…断られへんし、しゃーないなぁ」


モメてたっていうのは、部長とだったんだ。


もしかしたら、彼女とかなって思ったけど、違ったんだね。


「そうですか…部長」


「相原さんは杉浦とデートやろ?楽しんどいでな」


デートってもんでもないし。それに、杉浦くん怒らせたから、明日の話はボツかもしれない。


「デートじゃないですよぉ。これも、付き合いですねぇ~」


「ぶっ。付き合いて…。相原さん意外とキツイ事言いよるな~。杉浦かわいそ」


小玉さんは苦笑してる。


「いーんです、杉浦くんは。すぐ怒るし拗ねるし…何か子供っぽいからからかいやすいっていうか」


私の言葉に小玉さんがパチンと指を鳴らす。


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