The begining

援交



それからも相変わらず、清は生でしてきた。


行為になんの感情もなくなった。


そして清にも嫌気がさして別れた。


それから私は、援交をするようになった。


最初の頃は、1回3万ぐらいで売れた。


正直言って、知らない人に抱かれることに嫌悪感はなかった。


私の上で必死に腰を振る男たちは、かなり笑えた。


演技で声を出したり、求めるだけで男は喜んでいて単純な奴だと思った。


段々私の体は値段を上げていった。


最低でも1回5万。
最高は10万を超えた。


常連客も増えていき、私はどんどん汚れていった。


援交したって、正直お金なんてどうでもよかった。


居場所がほしかった。


私の体だけでも私を求めてくれるなら、それでいいと思った。


学校では、男子と仲がいいからと女子にハブられてた。
悪口、陰口は当たり前。


私の中で男子と話すなんて、当たり前のことだから変える気はなかった。


家では親の機嫌が悪いと、すぐに八つ当たりで怒られるから家は嫌いだった。
< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop