The begining
援交
それからも相変わらず、清は生でしてきた。
行為になんの感情もなくなった。
そして清にも嫌気がさして別れた。
それから私は、援交をするようになった。
最初の頃は、1回3万ぐらいで売れた。
正直言って、知らない人に抱かれることに嫌悪感はなかった。
私の上で必死に腰を振る男たちは、かなり笑えた。
演技で声を出したり、求めるだけで男は喜んでいて単純な奴だと思った。
段々私の体は値段を上げていった。
最低でも1回5万。
最高は10万を超えた。
常連客も増えていき、私はどんどん汚れていった。
援交したって、正直お金なんてどうでもよかった。
居場所がほしかった。
私の体だけでも私を求めてくれるなら、それでいいと思った。
学校では、男子と仲がいいからと女子にハブられてた。
悪口、陰口は当たり前。
私の中で男子と話すなんて、当たり前のことだから変える気はなかった。
家では親の機嫌が悪いと、すぐに八つ当たりで怒られるから家は嫌いだった。