好き過ぎて
俺はすぐに、病室へと向かった。

「希夢!」



「あ......大輔......」

そこには、少しやつれていたが、前と同じ笑顔の希夢がいた。



俺は、希夢の側まで行き、静かに......強く抱き締めた。



「あのね、大輔......」

俺の腕の中で、希夢はポツリと話始めた。

「ん?何?」

「さっきね、意識が戻る前に、夢を見たの。」

夢?

もしかして......

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