君の家庭教師
入学
「いってきまーすっ!!」

はりきって玄関を飛び出る。

今日から櫻田高校の生徒になる

藤村 藍流

どんどん櫻田高校に近ずいていく。

「うっわぁー!でっかー…」

って、たぶん普通と同じくらいの高校だと思う…

私の元中がぼろぼろだっただけか…

「教室ってどこだろう…?ってか、私って何組??」

クラス表が貼り出されているところまで、走っていく。

ドンッ

「きゃ…」

『いたっ…あっ!ごめんなさいっ』

「こらこそ…よそ見してて…」

この子ちょう可愛いじゃん!!

整った顔つき、くりくりのでっかい目、ぷるぷるのピンクいろの唇、

男がほっとかないタイプだっ!!

『ねェ、友達にならない??』

「いいよっ!嬉しい!」

『クラス何組だった?』

「まだ見てきてないよ」

『あたしも!一緒に見に行こうよっ』

「そういえば!名前なんて言うの??」

『佐々木 兎美架だよっ★』

「私は、藤村 藍流だよ」

『よろしくねー!』

そうして、私たちは二人でクラス表を見に行った

「あっ!あったよ!兎美架は…」

『あった!藍流と同じクラスだー!』

「本当だっ!ちょう嬉しいー!」

『うんっ!入学式はじまるし、教室いこっか★』

そうして教室まで話しながら歩いて行った

初めての友達が兎美架でよかった…

ガラガラ

教室につくと、ちらほら人が来ていた

教室内は、

グループでにぎわってる

私の席どこだろう…?

右端の真ん中ね

え?

えっと、ちょっとまってね?

あたしの席でだれか寝てるんですけど

ここ、あたしの席ですからー!

かってに寝るのやめてくんない?

許可とりなさいよーっ!

ってか自分の席で寝ろー!

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