彼蜜sweet【完】


「…何か知ってるの…?」



私が恐る恐る聞いた途端、不穏な笑みを浮かべて鼻で笑った。





面と向かって話してみると結構フレンドリー??(笑)



短い茶色の髪に綺麗な肌(女の子より綺麗なんじゃない?!)


全てが女の子を魅了すると悟った。



もちろん、この私も目がいっちゃう。



さすが……だてに東とつるんでないね。




「うん、知ってる。……犯人が誰かも、なんの目的でやったのかも」




えっ…?


全部知ってるの?




驚きすぎて腰が抜けた私はぺたんと廊下のど真ん中に座り込んでしまった。



しかも、余計な事を口走っちゃったし。




「お、教えて……お願いっ…私、あんなことされて気持ち悪くて」



手を合わせてお願いする私から目をそらして、無理に遠くを見つめるショウくんがいた。




「気持ち悪い…ねぇ?…―――」



「だめ?」



「…コホンッ…………いいけど、1つ条件があります」





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