彼蜜sweet【完】
「ご、ごめんなさ―い…」
見下げる俺と見上げる彩乃。………
そんな上目遣いなんざ俺に効くかっ!!もしかして計算?いや…計算…てことはまずない…な。
この色気ねぇコイツの事だもんな(笑)
「…俺が怒らないうちに…「でもっ東がどれなのか知りたい~~ッ」
……………(怒)
俺の言ってる事分からないみてぇだな。
こーゆー扱いの難しい女には…
「…そのページの左から…三番目」
抱きしめるか抱きしめないかくらいの絶妙な感覚で距離をあけ横に座る。
ほのかに甘いシャンプーの香り。
誘惑が俺を狂わせる。
「これっ?」
「…え、あぁ…うん」
「変わってな―い」
「そんなすぐに変わってたまるかよっ」
おもしろくないという顔つきで俺をみる。
「……この頃は…どんな感じだった?」
「……知りたい?」