彼蜜sweet【完】
ドクンッ・・・・・
俺の中の悪魔が騒ぎ出す。
少しはだけた胸元。赤くて小さい唇
「ちょっとだけ…知りたい」
細くて白い華奢な身体。
全てが俺を魅了する。
「…じゃぁそっちから教えろよ」
「わっ、私?!」
ほら、もう理性との戦い。カウントダウンが始まる。
ダメだと分かっていても止まらない。…止められない。
「空手…黒帯とって…調子のって男子よく投げてたなぁ」
く、黒帯ッ?!!!
一番強いんじゃねーの!?
「すげぇな?……俺を投げ飛ばそうっていう考えはあるのか?」
「…ない。…多分!」
「多分て何だよ…(汗)」
もし、俺がココで理性ぶっとんだら…投げ飛ばされるのか(笑)
「あとは……覚えてなぃ…」
?
だんだんと声がしぼられていくような綾乃の雰囲気。