彼蜜sweet【完】


俺が惚れた女の隣を絶対確保する。






「選べよ」





「……?」





息を切らして、もう初体験でした――って丸出し。



キスだけで乱れる綺麗な髪を優しく撫でた。








「お前が、俺を選んで幸せになるか…」



後悔すればいい。



どの道もう、後には戻れないんだ。





「他の男のものになって今日の事を一生後悔するか…選べよ」






静まり返った部屋の空気がだんだんと重く甘くなっていくのがはっきりと分かった。




なんかすでにプロポーズしてるみてぇだな…(笑)




「もし俺を選んでくれるなら…―――――綾乃からキスして」




顔を真っ赤にして可愛い素振りを見せられるほど夢中になる。



それが悔しい。…だからお前にも同じ思いをしてもらおうって、…最低だな。



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