彼蜜sweet【完】
「……ちょっとだけだからね」
「…まじ?」
「うん、まじ」
お互い、にこっと笑顔を振りまいた。
やっぱ、コイツは何か違ぇよ…それだけは強く深く感じる。
「…飲みもんあるし、くつろげよ」
「ありがと」
あ――――――――――!無理!コイツの顔見てたら理性ぶっ飛びそう!
ありがとうとか、けな気な顔で言うなよッ。
まじ心臓爆発する…。
「……ねぇ」
「ん?」
「東なんて…事大っ嫌い」
サクッと傷つくこと言うなよ。
「…無理やりキスしたり、クローゼットに押し込めたり」
「…それは――!」
抵抗する俺を無視してずっと話を続けた。
「…もしこれから、やらしい事があったら私は東から離れる」
え…――――?