姫サロンへようこそ




「出て行って。


出て行ってよ!!」


そういって私は本日二回目の力を放った。


「!!!!?」


さすがの利月もびっくりしてる。

自分の意思に関係なく体が動き出すのだから、誰だってびっくりするか。

「さすが、組織NO、1の『女神様』だな!

俺の能力が何にも役に立たないなんてあんたぐらいだよ!」



そうでしょう。 だって私はバケモノだもの。


利月は私の所属する、組織の中ではトップクラスの能力者。

それがたとえ、


私の前では何の役にも立たなくても。





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