姫サロンへようこそ
「僕は自分が操られる姿なんて見たくもないし、
何と言うか変化が恐ろしい。
今の冷静な自分を崩したくない」
これが正直な気持ち。
するとアハハ!という微笑がもれた。
「君は本当に良い考えをもってるよ。
うん、君はそのままで良い」
「まぁ、僕が会う機会もありませんよ。
もう今日は充分です。
ありがとうございました」
一歩、また一歩次に進んでいく。
「君ら姫サロンのメンバーにとってピンクローズ……いや
姫里ちゃんが微笑みますように………」
そう小さく言ったのはやっぱり聞こえなかった。(あの人何者だ?)