姫サロンへようこそ
こいつらに気をとられてる場合じゃないのにーーーー!!!
「姫里が大変なの!!」
「え?」
そう驚いた顔でこっちを見る二人。
「いなくなったの。
多分、一人で戦場に行ったの」
その言葉に、銀音の顔から血の気が引いていき、真っ青になった。
そして、銀音は
「僕のせいだ・・・。」
とつぶやいた。
「銀音のせいではないと思う・・・。
事前に異変に気付けなかったあたしにも否はある」
「違う!!」
張り詰めた声で銀音は叫ぶ。
「僕たちの一族の諍いの犠牲に・・・。
犠牲になったんじゃないのか?」