姫サロンへようこそ
「犠牲?
どういうこと?・・・」
そういうと銀音は困惑した顔をした。
「真麻は知らないのか・・・。
姫里から聞いたことがないのなら、初めて聞くことかも知れないな。
これは、僕たちの一族が何でこんな力を持つようになったのか。
その根源に関係する事柄で、一族外にもらすことが好まれないことだからな・・・。
僕と姫里しか姫サロンの中では知る人のいない話だ」
ああ、いいにくい話。
つまりさ、あたしは部外者。
だけど。
あたしは部外者だってことを重々分かってるけど、気を使って避けてあげられるほど、
生易しい人間じゃない。
一族間の問題に土足で入ってやろうじゃないの!!!
「そのこと、詳しく教えて!!」