姫サロンへようこそ
「彼女はこの世の誰よりも強い力を持っていて、彼女を作った科学者たちまで彼女を恐れていた。世界なんて簡単に壊せる『兵器』に自分たちも壊されてしまうんじゃないかっていう科学者の記述が残ってる。
酷い話だよね。
作っておいて拒絶されるなんて。
そんな彼女は他の自然に生まれてきた能力者にも一線を引かれて、孤独に生きてきたんだ。
昔は世界中の能力者を集める施設が裏で存在していて、15人ぐらいの弱い能力を持った人たちが研究されるためにそこに住んて、
彼女もそこにいたんだ。
能力の有無って結構小さいころに分かるからそこには子どもしかいなかったんだけど、
そこに16か17くらいの日本人の男が移送されて・・・。
まあ、そいつとくっついたんだよ。要は。
だから、今イヴさんの家系の人は日本に多く住んでいるって訳。
ここまで理解できた?」
「う、うん。多分大丈夫」
お、さすが真麻。理解力がある。
武士は口をぽかーんとあけてあほ面になっているのでおいていこう。