姫サロンへようこそ



「私の能力はね……」



そういうとどこからか関先輩の視線を感じる。




あの人にばれるのは面倒かな……。






私の中の黒い感情が渦巻く。







「やっぱり辞めた」

「はぁっ!?」


ああ、やっぱり…。

「聞き耳立てなんて悪趣味が過ぎますよ?
関先輩?」


「あはは…、ばれちゃった…」



当たり前でしょう。

あんな露骨なの気づかないほうがおかしい。




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