バイク>オレ>オンナ
第2節 バイク事故
――28歳の春
暦上はもう春なのに
まだ風は冷たく
バイクで走ると
ヘルメットの隙間から
冷たい風が入っきて
オレの顔は
10分もしないうちに
冷えきるような日だった
そんな春の休日のある日
いつものようにオレは
お気に入りの
ブルーのレザージャケットを着て
ジャケットと
合わせて買った
ブルーの靴を履いて
バイクに跨がり
キックで一発でエンジンをかけた
クールにキメているが
内心は一発で
エンジンがかかって
めちゃくちゃ嬉しかった
上機嫌でバイクを走らせ
あてのない半日の旅に出た
荷物は財布のみ
あとはオレ自身の体と
バイクのみの旅
オレは18のころから
たまに、こんな旅に出るようになった
春には
満開の桜
綺麗に鳴くウグイスの声
夏には
太陽に向けて咲く向日葵
一週間の命を懸けて鳴く蝉の声
秋には
風が吹く度に舞う落ち葉
群れになって飛ぶとんぼ
冬には
静まりかえった海
高い丘から見える夜景
四季折々
様々な光景が
全てがオレをストレスから
解放してくれる
暦上はもう春なのに
まだ風は冷たく
バイクで走ると
ヘルメットの隙間から
冷たい風が入っきて
オレの顔は
10分もしないうちに
冷えきるような日だった
そんな春の休日のある日
いつものようにオレは
お気に入りの
ブルーのレザージャケットを着て
ジャケットと
合わせて買った
ブルーの靴を履いて
バイクに跨がり
キックで一発でエンジンをかけた
クールにキメているが
内心は一発で
エンジンがかかって
めちゃくちゃ嬉しかった
上機嫌でバイクを走らせ
あてのない半日の旅に出た
荷物は財布のみ
あとはオレ自身の体と
バイクのみの旅
オレは18のころから
たまに、こんな旅に出るようになった
春には
満開の桜
綺麗に鳴くウグイスの声
夏には
太陽に向けて咲く向日葵
一週間の命を懸けて鳴く蝉の声
秋には
風が吹く度に舞う落ち葉
群れになって飛ぶとんぼ
冬には
静まりかえった海
高い丘から見える夜景
四季折々
様々な光景が
全てがオレをストレスから
解放してくれる