この空をキミにあげる。
第2章
じけん
「ねみぃ」
「里花、」
「なーに」
「嗄幸くん、呼んでたよ」
「嗄幸?」
「うん、裏庭だって」
「危ういとこ選ぶねー」
「(笑)いってら」
あたしは裏庭に向かった。
「ごめん、待った?」
「ううん、で、
話っ『話?』
うん
」
「あるわけないでしょ」
「は、」
嗄幸は、耳に口を近付けた
「夢也のこと教えてあげるからさ」
「ぶざけんなって」
一発パンチをいれようとしだか、まんまと止められ
挙げ句の果てに倒されてしまった
「いや!!!!!!!!」