この晴れ渡る青空の下で
会話も普通、と言えば普通……なんだけど。

なーんか、変なんだよなぁ。



「ねぇ、大地」

「希未さぁ」



私が訊いてみようかと声を掛けたのを遮るように、強引に大地は話し掛けた。

でも、視線はこちらを見ずにビールの方を見てる。



なんだろう? 何か相当言い辛い事かな?



「何? どうしたの?」

思わず緊張して座り直し、膝を正す。



すると、大地はその気配を察して、やっとこっちを見て苦笑いをした。

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