この晴れ渡る青空の下で


それから約束通り、彼女は俺の病室に顔を出してくれた。

それも、お兄さんの所に毎日来ているから、俺の所にも毎日来てくれた。



いろいろと話をしているうちに、いつの間にか、お互いが惹かれ合っていたのに気付いて、『恋人』として付き合い始めた。

そして、お互いに『大地』『希未』と呼び合うようになった。



こうして、少しずつ気持ちが明るくなっていたけど、岡村さんからのプロへの誘いには、どうしても頷ける自信が無かった。



でも。

そんな俺に、希未が言ったんだ。

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