この晴れ渡る青空の下で
えっ?



やけに物分かりがいい返事だったので恐る恐る愛子を見ると、何故かニコニコと嬉しそうに、こっちを見ていた。

そして、さらに付け加えて愛子が言った。



「それに、愛子は前から心配だったんだけどね……きぃちゃんに、やっと彼氏が出来たので安心した。大地お兄ちゃん、きぃちゃんの事、よろしくお願いします」

そう言って愛子は、ぺコッと頭を下げた。



な、なんで。



大地の方に視線を移すと。



「おう、任せとけっ」

大地が親指立てて、グーってポーズをする。

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