この晴れ渡る青空の下で
「あ、私は宮本希未で、姪っ子が愛子って言うんです」

私がそう挨拶したところで、『プッ』と吹き出した声がベッドの下から聞こえた。



「ここかっ」

ベッドの下を覗くと、愛子が笑い転げていた。



「きぃちゃん、おかしい〜。お見合いしてるみたい。緊張してるぅっ」



うっ。

愛子のセリフで思わず顔が火照る。



人見知りするんだから、しょうが無いじゃない。

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