この晴れ渡る青空の下で
「これからも俺の傍に居て欲しい。俺、これから前向きにダッシュするつもりだけど、もしまた後ろ向きに方向転換し始まったら、教えて欲しいんだ、希未に」



思わず、『愛おしい』って言葉が心の中に溢れて、昨日大地がしてくれたみたいに、頭をポンポンとする。



大地が『クスッ』って笑ったのを、肩が感じた。



「なんかガキみてぇ」

「たまにはこう言うのも、いいんじゃない?」

「たまには、な」

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