この晴れ渡る青空の下で
「お兄ちゃん。これで飲めそう?」

キャップだけ外し口元に持って行く。



「ああ」

そして、なんとか2口飲んだ。



「もういい。ありがとう」

お兄ちゃんは笑顔で言った。



なんだか、やっと現実的に思えてきて……。

でも。

そうしたら今度は安心したせいか、ちょっと頭に来て、私はキャップを閉めて水を棚に置きながら、お兄ちゃんに言った。

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