この晴れ渡る青空の下で
なんだって大地は、次から次へと恥ずかしくなるようなセリフを、ポンポン言えるんだろう?

こんなストレートなセリフには免疫が無くて、多分、今の顔は絵の具で塗ったように赤くなってる筈。



「いい年して、恥ずかしいよね」

私がそう言うと、大地が答えた。



「希未、俺との年の差、気にしてる?」



えっ?

予想してなかった言葉だったので、ちょっと驚いて大地の方を見る。

実際、ちょっと気になる事だった。



大地は左手で自分の頭を、ポリポリと軽く掻いた。

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