この晴れ渡る青空の下で
「俺さ、確かに希未より4つ下で、まだ正式に契約してないから今は無職だけど……これからの事には自信持ってるから、大丈夫だよ?」



その言葉に、私は静かに首を振る。



「大地がどう、って言うんじゃなくて、逆に『大地には私でいいのかな』って、ちょっと思っただけ」



ピシッ

突然、大地が私にデコピンをする。

私は思わず、片手でおでこに触った。



「そう言う事だったら、気にしなくてよろしい。言っとくけど、俺から告ってるんだからな? なのに、なんでそう言う発想になるかなぁ」

大地が、子供に『メッ』って叱るような表情をして言った。

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