ダイヤモンド・ヒーロー
当たり前じゃん。
いくらあたしから卒業式の日に、フッたからって……。
あの日から湊人への気持ちは変わっていない。
「…… 好き。 湊人が、好き」
離れたとしても、湊人への気持ちは変わらない。
それは、今も昔も変わらず好き―――。
「だったら、おいでよ」
「でも……」
躊躇(チュウチョ)してしまう。
湊人はあたしに応援されて嬉しいのかな?
仮にもあたしは“元カノ”
フッたのもあたしからで……。 どちらかといったら湊人には嫌われていると思う。
「そんなの関係ないと思うよ? 誰だって応援されるのは嬉しいことだし……」