春夏秋冬

俺はまだ幸せなのだと思う。


そして俺は今、夢と現の狭間にいる訳で。


「・・・?春風君?」


いきなり放心した俺の顔を、


不思議そうに覗き込んでくる。


「ああ、ごめんごめん。で、なんだっけ?」


「これこれ、この計算の後教えて。」

< 172 / 192 >

この作品をシェア

pagetop